『百尺竿頭一歩を進む』

 『百尺竿頭一歩(ひゃくしゃくかんとういっぽ)を進む』 私の好きな諺(ことわざ)に「百尺竿頭一歩(ひゃくしゃくかんとういっぽ)を進む」が在る。ギリギリの処(ところ)まで行った上に、更(さら)に一歩を進めることで絶体絶命で在っても、未(ま)だ手を尽(つ)くせば道が成功は何とか成るもので在る。諦(あきら)めずに対策を考える事で在ろう。其(そ)れは例(たと)えば不安定な釣(つ)り竿(ざお)の先までも進んで来たが、此(こ)れで終わりかと考えず、未(ま)だ何か在るのではと知恵を絞(しぼ)り、其処(そこ)に一本の細い見え難(にく)い糸が先に伸びて其(そ)れを辿(たど)り先に進めば又、前方が拓(ひら)けて来る。
 尚(なお)「百尺竿頭一歩を進む」百尺の竿先(さおさき)に登り詰(つ)めたのに、更(さら)にもう一歩でも高く進もうとする事で即(すなわ)ち、既(すで)に完全の域(いき)に到達(とうたつ)して居るのに、更に工夫努力して向上(こうじょう)しようとする事で在る。最善を尽(つ)くせば良くなる一時の感情に駆(か)られて、一片の興奮に本心(ほんしん)を失って誤(あやま)っては為(な)らぬ。忍耐で在ろうか。
 辛抱(しんぼう)で在る。至誠(しせい)を尽くして時到(ときいた)るを待つべし。進むより外(ほか)に道無(みちな)き事を知ったならば敢然(かんぜん)として進めば良い。大事なのは『心の発動(はつどう)』で「心、感情が動いた時に行動する」成功の秘訣(ひけつ)でも在る。最(もっと)も良いのが『誠(まこと)の心の発露(はつろ)』已(や)むに已(や)まれず行動されて信念をも貫(つらぬ)く。一貫性も大事で、独特(どくとく)(ユニーク)なものは好まれ奇抜(きばつ)なものは直ぐ飽(あ)きられる。論理構成が求められる。(上代)
           「信念を貫く事が大事」