『日本の伝統音楽、音頭等邦楽の発声呼吸法とは』

 『日本の伝統音楽、音頭(おんど)等邦楽(ほうがく)の発声法、呼吸法とは』 日本の伝統音楽の音頭(おんど)等、謡(うた)い、民謡、詩吟(しぎん)、白拍子(しらびょうし)その他発声法呼吸法は、洋楽とは少し違(ちが)って居る様です。例(たと)えば、洋楽の発声法では喉(のど)を十分に開け絶対に喉を絞(し)めずに声を磨(す)ら無いと言われますが、邦楽(ほうがく)では喉を少し細め感情を入れる時は少し声を磨(す)る事も在ります。洋楽では子音(しいん)が重(かさ)なり子音中心ですが、日本語は母音と子音の組合せで、母音中心です。アイウエオの母音が主体です
 邦楽は母音を伸ばし利(き)かし聴かせます。母音の音響共鳴効果に意味が在る。邦楽の発声呼吸法は「蜜息法(みっそくほう)」を使います。伝統的な骨盤を前に出す姿勢で能(のう)、狂言(きょうげん)、武道などの瞬時(しゅんじ)に次の動きの取れる型(かた)を言う。邦楽の発声呼吸法は喉を少し細め丸くし気管から声を出しますが「倍音(ばいおん)」を使います。倍音は響(ひび)きが在り何故(なぜ)か空間が変容(へんよう)する様に観(み)える。時間の流れが変化し「歪(ひずみ)」此の世は、宇宙は常に振動発振し、感知共鳴して居ると言われる。「倍音(ばいおん)」は声の振動数が1/2、1/3、1/5等共振点、オクターブ上下等のカップラー効果で、パイプオルガンのそれで在る。大事なのは空間視点移動で、「其(そ)の視点が移動する時間」で無意識の内に呼吸に依って計(はか)られ「間(ま)」が浮(う)かび上がる。(上代)
           「我田引水ではダメで在る」