『人は、自己実現の為に働いて居るのか』

 「人は、自己実現の為(ため)に働いて居るのか」 突拍子(とっぴょうし)も無い事を言いますが、「何の為(ため)に生きて居るのかと問(と)われて」直(す)ぐに答える事は出来ないが己(おのれ)の人生を振(ふ)り返って、見つかるもので在ろう。例(たと)えば私は美味(おい)しいとか美しいと感じた時に、何故(なぜ)か音楽が聴(き)こえて来るのです。「別に空耳(そらみみ)では在りません」「神の啓示(けいじ)か、神か仏(ほとけ)か心理探求(たんきゅう)を示(しめ)すのか」何故か音楽が聴こえて来る。詰(つ)まり是(これ)に依り美味しいとか美しいとか判断する「此の現象は私だけなのか」私の場合、テーマ『建築と音楽の融合(ゆうごう)』で在る。其(そ)れは何かと言うと、美しい景色や立派な建物を見て、美しい屋内(おくない)にも入ると、正(まさ)に音楽が聴こえて来るので在る。「美味しいとか美しいと感じた時に音楽が聴こえて来る」先日も、久し振りに建てた新築の渾身(こんしん)の出来栄(できば)えに、ヨーロッパ山小屋風建物が茶室(ちゃしつ)に観(み)えて音楽が聴こえて来ました。「自画自賛(じがじさん)」でしょうか。私は仕事として、音楽と発声を追求して居ます。声楽家にも発声を習いて、其(そ)れは「永遠のテーマ」だと言われました。私はパイプオルガンが好きでハモンドオルガン型のエレクトーンで詩吟(しぎん)の練習に使い、宇宙的で音域の発声練習に使います。
 私は、此の聴こえて来る音を研究し追求する為にも生きて居ます。(上代)
           「出来ると想えば出来、出来無いと想えば出来無い」