「対、地震についての考察」 その10

 実際での地震波は、地震力に拠り建物が慣性力をうける。要するに地震力+(プラス)慣性力が働く。此れを「スネーク・ダンス」と呼ぶ所以で在る。今、最新の耐震技術と言うと免震技術装置で在ろう。免震とは具体的に言うと、先に述べた地震力での建物の慣性力を受けるが、振動台(免震層)を設け摩擦力で、前後左右に滑らせ元に復元させて慣性力をカットする装置で在る。其れに対して制震は、古来よりの五重塔に代表する機能、地震力での建物の慣性力を重複等、振動周期を変えて慣性力を相殺、カットするもので在る。現状での免震住宅の種類(平成12、建告2009号)では(告示免震)免震住宅対応では、第一種地盤と言う強固な岩盤地面及び此れに準ずる地番改良された第二種地盤のみを対象適用され、その上に、建物は基準が剛構造とし、在来木造壁量計算の1.5倍の強度が必要とされている。全く懸け離れた、唯の滑稽なステイタス・シンボルか。未だ(四号免震)に対応した免震技術は無いが、何れ工夫された免震装置が開発されるで在ろう。しかし、やはり制震に付いても工夫されるべきで在ろう。余談で在るが東京の二次元振動台実験で法隆寺の五重塔、1/3スケール縮小模型が造られ振動台で興味深い試みのプロジェクトが行なわれた。しかし、結果としては只、ゴトゴトと音がして不自然に揺れただけだったと聞く。やはり実寸大でなければデーターが取れないので在ろう。実際の法隆寺の塔は高さ33.546㍍で、1/3は約11.2㍍と言う事か。心柱直径3尺2寸、1/3だと約1尺7分と成る。正確に復元縮小出来たのか、どうも信じ難い。冒頭に述べた実際の地震波は地震力+建物の慣性力で在る。当然、振動周期に違いが生じて全く別の動きに成るで在ろう。銅製相輪の重さ、撓り具合は、心柱の吊られ具合は。(上代)
               其して、亦、続く。