過去「釈迦」、現在「阿弥陀」、未来「弥勒如来」。(10号文)

 先日、東山の泉涌寺(せんにゅうじ)に於いて「御座所・仏像様式」と題されまして釈先生のご講義を詳しく伺い有難う御座いました。又、お世話方にも感謝致します。泉涌寺には、正面仏殿に本尊三世仏が並んで鎮座されて居る。中央「過去の」釈迦如来が紀元前400年代に生まれ、バラモン教を元に、35歳で悟りを開かれ45年間説法を説いて80歳で終わったと伝う。然し千~二千年後には仏のご加護から見放されるという「末法思想(まっぽうしそう)」蔓延(はびこ)り阿弥陀が現れ救うと伝う。「現在は」阿弥陀如来が護って居ると伝う。其して此の地球、宇宙が誕生して35億年経つと言われて居るが「未来の」56億7千万年後には弥勒如来(みろくにょらい)が現れ人々を救うと。仏教では宇宙は何れ縮小に転ずと伝い、ビッグバン反転か。
 広隆寺の弥勒菩薩がアンケート人気一番と言う。小生も弥勒菩薩に思案顔が印象的で不思議と言えば不思議なお顔で在る。釈先生に依ると弥勒菩薩が56億7千万年も待てないで今、出でて人々を救いたいと思案を重ねて居られると聴く。泉涌寺には何故か居られ無い大宇宙的な仏、大日如来とは誰なのか。空海は言う其れは己自身だと伝う、主体的に生き自覚せよと。(上代)
           お話は、永久(とわ)に続きまぁ~す!