『環境が人を育む、循環社会』

 『環境が人を育(はぐく)む、循環(じゅんかん)社会』 循環(じゅんかん)とは、一回りして元(もと)に帰る事。環境(かんきょう)は、自分を取り巻く家庭、社会、自然の状態や、まわり。人は環境に依(よ)って、何がしかの影響を受けて居る。ましてや少年時代の生活上に於(お)いて、己(おのれ)を想い返せば大自然の環境が、そして小さな自然現象の変化は大切で在ろう。自然を破壊(はかい)し何かが造られる然(しか)し又、其(そ)れを残そうとする、其(そ)の繰(く)り返しだ。
 先日(せんじつ)、近江八幡(おうみはちまん)の水郷(すいごう)めぐりを楽しんで来た。和船(わせん)と言ってもファイバー製8~6人乗り座布団に座(すわ)っての一時間十分の遊覧(ゆうらん)で在った。水深(すいしん)は一mで泥水(どろみず)に染(そ)まって居る。琵琶湖の東、内湖の西湖(さいこ)等に伏流水(ふくりゅうすい)が流れ込む湿地帯(しっちたい)で在る。1585年豊臣秀次(とよとみひでつぐ)が八幡城(はちまんじょう)を築いた。お堀(ほり)で区画(くかく)され琵琶湖の運河(うんが)の役割を持つ。廃城後(はいじょうご)に町は廃絶の危機に直面したもののと近江商人(おうみしょうにん)と成り活動。現在は干拓(かんたく)された農地等への運搬手段水路が観光に活(い)かされて居る。葦原(あしはら)が拡(ひろ)がり水質浄化に適(てき)し自然は保(たも)たれる。12月~3月に間に葦刈(よしがり)は手作業で。刈り取られた葦(よし)は船などを使って運ばれ一旦集めて積み上げて置く。
 水郷(すいごう)めぐりの水路は城郭堀跡(じょうかくぼりあと)で、自然は破壊され何かが造られる然(しか)し又、其(そ)れを壊そうとする。此の様な事も循環型(じゅんかんがた)社会と呼(よ)ぶので在ろうか。(上代)
           「自分本意は自滅の道」