発声は、アンダースローとロングトーンが基本で在る。

 発声とは、感動を伝える手段でも在る。声は鳩尾(みぞおち)部気管と、お腹の横隔膜(おうかくまく)から発し、押上げて居ると言えるのでは。テノール発声は(上向)天上(てんじょう)に向かって駈(か)け上がり、バス発声は(下向)一旦(いったん)、天井を叩(たたき)き直(す)ぐに下降、大地(だいち)に向かう。テノールは子音の上に母音を載(の)せて上昇拡大。バスは子音の下に母音を太くして行く。
 何故(なぜ)、発声の基本がアンダースローとロングトーンかと言うのは、発声の概念(がいねん)に天井と床、階段が在り洋楽は天井を叩き押音(おしおん)で正回転。詩吟発声は床を叩き正回転と反転を繰(く)り返し上昇。小節(こぶし)(コブシ)とは天上への祈りか。
 発声を追求して行くと、エボリューション「天上と人と大地が、杭(くい)の様なもので貫(つらぬ)く感覚を覚(おぼ)える。」回転運動で止(とど)まらず拡(ひろ)がり正確な振動で表現す。アンダースローが最適で在ろう。又、ロングトーンにてドップラー効果も維持(いじ)され上昇、バスは下降する。回転運動にて遠くへ伝わる。美しい声はロングトーンに依り磨(みが)かれコブシ、ビブラート等が形成する。日本語の特徴として、アクセントが在る。必ず第一音と第二音には高低差が付きます。イントネーション(抑揚旋律(よくようせんりつ))も有り、要するに音楽性の要素を内包(ないほう)して居る。(上代)
           海の波も、地震波も、美しい声も、回転運動から始じまる。