『海の波も地震波も、美しい声も回転運動に拠り生ず。』

 海底では、前後に海水が動く運動を繰(く)り返し、海面では上下の回転運動と為(な)り遠くへ伝わる。地震波の発生は地殻(ちかく)変動等に拠(よ)り回転波がスネークダンスと為り地表へ伝う。美しい声は、回転運動等に拠りて小節(コブシ)、ビブラートも生じ、回転運動に拠りスムーズに発せられ、パルスも得られ美しい波形と為り伝う。
 海水も、地盤も、音声も、回転波で伝わるので在るが、決して地震計の様な波形では有りません。地震波も音声波も衝撃波、さざ波も走って居るので在り停止等留(とど)まっては居りません。眼に見える地震計等は固定して測定される。現実の波形は走るスネークダンスに外(ほか)なら無い。盲目に陥(おち)って居ると言える。古人先達(せんだつ)は賢明(けんめい)にも地震波は走るものと理解、五(三)重ノ塔も建てられた。
 では何故(なぜ)、回転から始まるのか。地球も銀河も回転、ビックバンも膨張(ぼうちょう)を続ける。自然と言えば自然では在る。美しい声を発するとは、正確な振動数、美しい波形、単音では無く複合音でカップラー効果、ドップラー効果等、止(とど)まら無く拡(ひろ)がり行く生きた音声、身体への振動か身体打つ振動波が共鳴、感動を伝えるので在ろうか。美しい声には過去より託(たく)された想いを感じる。(上代)
           美しい声は、感動をより多く伝える。