文章とは面白いもので、書く「ネタ」に困る事は在りません。何故なら、「書けないものを書く、」のですから。今も何かを書こうと思うのでは無く、何かを現そうとする。
書けないもの、とは何かと言えば体験した者でなければ分から無い体験上の事、又、体験上で無くても調べた書物で読み取った事象を、纏めて書き記すので在るが、文章とは、書いても述べても尽くる事が無い。よく云う言葉に、『出し切れば、又満たされる。』と何故此の様なもの文章を書くのかと言えば。
小生の家業は工務店で、建築家をも自負して居り、人生の節目に当たり、学んだ建築論、及び歴史、其して経験したもの自ら建築し追求した事象を纏め、建築以外の事象をも纏めて、先ずは残そうと考えたのです。其して何かで役立てればと願い、分かり易く纏め様と考えて、原稿用紙一枚半600字以内に、「一口講座」と称し、文章と言うものを書き溜め無理矢理配って居ります。
文章とは、書けないものを書く事で、見えないものを観える様にする事か。其して、やはり『美しい文章』と言うものが在る様で、果たして美しい文章とは、どの様に書くのか美しい文章を求めて又、書きたく為るのです。(上代)
お話は、ずう~と続きます。