先日、倫理法人会のメンバーと共に、祇園の有名なお店、一力茶家(いちりきちゃや)に行って参(まい)りました。舞妓(まいこ)さんが三人も居られ、親(した)しくお話しも交(か)わし、芸子(げいこ)さんも数人居られては華(はな)やかな賑(にぎ)やかに、お酒も十分頂(いただ)きては舞妓さんの御尻も触(さわ)って参(まい)りました。
祇園、花見小路南東角に古くから在る、赤い漆喰塗(しっくいぬ)りの土塀が廻(めぐ)らされた、有名なお茶家ですが、江戸時代元禄(げんろく)に忠臣蔵の舞台場面と為(な)る。大石内蔵助が本懐(ほんかい)を遂(と)げる為(ため)、当時の社会世間の目を欺(あざむ)く為に通(かよ)い饗(きょう)したと言われる。
小生、如何様(いかよう)な出(い)で立ちで行こうかと考えた時、此の様な場合お金持ちは、普段着で行くので在ろうと、服装は普段着風ジャケットにネクタイで参りました。其(そ)して楽しく、普段のお店と変わらぬ様な時を過(す)ごさせて頂(いただ)きました。
大石内蔵助を先頭に、七十七士の厨子(ずし)も見せて頂きて歴史的伝統を実感す。芸子さん達の伝統の在る踊りも見せて頂き、立派なお庭も見せて頂きました。何と舞妓さんの御手にキッスもさせて頂きました。芸子さんの御手も取りて、微笑(ほほえ)みましたが断(ことわ)られました。少し顰蹙(ひんしゅく)を買いましたが些(いささ)かでも、大石内蔵助の心境の欠片(かけら)でも触(ふ)れ味わえたのではと、大満足して居ります。(上代)
此の世は楽しき事多し。