先日小生、吟詠家として生きて行こうと決心しました。すると、何か世界が変わった様な気がします。其(そ)れは、己(おのれ)の心構えが変わった様な気がします。其れで、心構えとは何か。志(こころざし)の在る人は、必ず死ぬと言う事を知って居て生死観が出来て居ると言う。きっと出来ると、きっと遣(や)るぞ、と動かぬ信念が其の事を成就(じょうじゅ)させると言う。
「信ずるが故(ゆえ)に神在り。」とは此の事を云(い)う。信ずる所に神が現れ、仏がまします。故に、「信は力(ちから)なり。」と言う。仏教の教えるものは「仏陀(ぶっだ)」に在ると言われ、仏陀とは、『目覚めた人の意』自覚せよ、自分自身の独自性、多様性を知れと、自分を見い出す事が出来たからこそ、相手も世界の中心で在る事を認めると。『和して同ぜず。』伝統の日本文化です。心構えとは、やはり生死感で在ろうか。独自性を発揮(はっき)する事か、独自性とは自我を捨て心を空(から)にする事に在るのか。『無心(雑念が無い事。)』無我の境地とは、『万象是我師(ばんしょうこれわがし)』と『対者我鏡(たいしゃがきょう)』(正しさよりも優(やさ)しさを、)を身に付ける事なのか。確かに、小生も今迄(まで)、少しは為(な)したと言える時は、『一心不乱』で在った。要するに、「一心不乱」、心を一つの事に向けて乱(みだ)さず、外(ほか)の事を考え無い事。(上代)
何か楽しく為って来そうです。