『弥生(やよい)時代の幕上げ、起源とは、』のお話。

 其れは渡来人に依り始ったと言われる。弥生(やよい)時代(紀元前400年~後300年)弥生の特徴は水稲の急速な普及に在る。争(あらそ)いが持ち込まれたのか、環濠(かんごう)集落と為る。二つ合せ、汚(けが)れを祓(はら)う甕棺(かめかん)埋葬の普及。牛は伝わらず音を発する、カウベルのみ伝わり、祭り事に使われた様で銅鐸(どうたく)へと変化する。後期には大和朝廷が隆盛ほぼ平定。九州に出土して居ない、銅鐸は環濠の底へ打ち捨てられ、環濠も埋められた。水田は拡がり竪穴式住居より平地式周提(しゅうてい)住居へと発達する。漢詩はどうか。
 弥生時代の起こりとは渡来人により幕上げられたと言うが其れは古代中国、前500年、其れ迄の文化の香り高かった春秋(しゅんじゅう)時代より、「鉄」の発見に拠って武器に直結したのか、乱世の戦国時代へと突入する。其れは約280年間続く。古代中国、当時より神仙(しんせん)思想が流布(るふ)して居り、其の中で、東海の彼方に常世辺(とこよべ)の島が在り、花が咲き争い事の無い国が在ると言い伝えられて居た。神仙思想とは現世での幸せと不老長寿を求める民間信仰で道教(どうきょう)思想の源。
 縄文(じょうもん)時代は確かに争いは無かったと言われ、直ぐに同化したと言われる。然(しか)し連合部族間では争いが始り、環状集落から環濠集落へ移行した。(上代)
          弥生時代が一番面白いです。