『人間力とは、良いと想えば即、行動に移せる力なのか』

                       『序』
 『人間力とは、良いと想えば即(そく)、行動に移せる力(ちから)なのか』 近年頓(とみ)に耳にする言葉で在る、特に経営者セミナー等で必ずと言って良いほど聞く。然(しか)し解(わか)った様で分(わか)らない事の一つ。先日も此の事のメールを頂(いただ)きました。其(そ)れは、「人間力とは実践(じっせん)する力(ちから)、未来を創(つく)り出す力(ちから)と在る、又、其(そ)の人の考え方と日々の暮(おく)り方の総和(そうわ)で在ると言う」要は実践力に外(ほか)なら無い。良いと想った事を即(そく)、行動に移(うつ)せるかどうかに掛(か)かって居る。即行(そっこう)を身に着(つ)ける為(ため)に、日々の訓練(くんれん)も必要だと言う。想った事を即(そく)、行動にと考えても中々直(なかなかす)ぐ行動に移せ無いもので在る。然(しか)らば即、行動に移せる訓練とは何か。簡単(かんたん)で在る。
 其(そ)の一つに自社宅前の道路掃除が良いと聴く。初めて道路を箒(ほうき)と塵取(ちりと)りを持ってし出すと良く解(わか)る、世間にどの様に見られて居るのかと。実際、奇異(きい)に見られて居ると感じる。然(しか)し、掃除をする人が増えた。其の反面、何故(なぜ)道路の掃除をするのか解ら無いと言う人も居る。其(そ)の答えは、遣(や)って見なければ解ら無い。要するに、己(おのれ)の決めた事を行(おこな)って居るのです又、掃除はチャンスを掴(つか)む練習をして居る。小さなチャンスを掴む練習を重(かさ)ね、大きなチャンスが己の前に訪(おとず)れた時、確実に掴(つか)まえる態勢(たいせい)を整(ととの)えて居るので在る。(上代)
           「即行でいきましょう」