『嗚呼、捕まっちゃいました、子供が五匹いるのですが、』

 『嗚呼、捕まっちゃいました、子供が五匹いるのですが、』 「捕まっちゃいました、」夜行性なので明け方に子供達と涼しい、安全な屋根の上を散歩して居ると、ネズミ捕りの大きなワナが置いて在り中に大好物の大きなミカンが目にとまり皮をむくのが楽しみで、ついつい中に入って仕舞い「捕まっちゃいました」五匹の子供が心配です、生まれて未だ10日余りですよ。だいたいワナが屋根の上に在るとは信じられない。明るく為って誰かが上って来てこのワナごと下の道路脇に降ろしました。南に面して居るので日差しが強くて暑くて堪りません。誰かが何かを載せて日陰を作ってくれましたが不十分です。パンの様な餌をくれる人も居るが水が欲しい。金網の目が細いので器が入ら無いから絶望的で在る。暑くて堪らない、前の道路に人が集まっては、こちらを見て何か話している。役所に電話をしたから業者か取りに来ると言って居る其れも昼過ぎだと。暑さでもう限界だ、出来たら日陰に移して欲しい。其れにしても五匹の子供達が心配です。先日も子供にちょっかいを出すものが居るので引掻いて遣りました。こちらを見て居るやつが近づいて来る、俄然『フゥー』と言って脅かして遣りました、何とか為りませんかね。(上代)
           命の輝きが、全てのものを成功へと導く。