『先日、久し振りに飛雲閣の見学と南能舞台の能、狂言を観る』

 『先日、久し振りに飛雲閣の見学と南能舞台の能、狂言を観る』 西本願寺境内「滴翠園」と呼ぶ池に建つ三層?葺きの楼閣で金閣、銀閣と共に京の三閣と呼ばれて居ますが外からは見えない様に工夫されて居ます。西本願寺境内の傍に居ても見えません。江戸初期、秀吉造営した聚楽第からの移築。
 飛雲閣は国宝で遊興の世界を体現して居るのか、建物は全体に柱が細く障子の多い事からも池の上に建って居るので空に浮かぶ雲の様だと言う事で飛雲閣と名付けられたと言う。正面の左側に後から付けられた茶室「憶昔」が在り、反対右側の後方に「黄鶴台」と呼ぶ重要文化財の床の高い浴殿で、浴室と脱衣室から成る蒸し風呂の飛雲閣から西に伸びる急な傾斜の渡り廊下で結ばれて居る。先日、久し振りに見学、藪の内流のお茶を頂き南能舞台で能、狂言を観る。本来、茶室「憶昔」から入り正面から退席するので在ろう。入口の池の橋は趣の在る太鼓土橋で其の手前に六角の凝った東屋も在る。正面には立派なアーチ状石橋で橋桁は全く無い。退席は正面から出る正に、遊興の世界で在ろう。聚楽第の移設の折り何故か藪の内流の者が付いて来た。確かに遊興の世界で造詣も深いので在ろう。池から船入の間も在る。(上代)
           「朝の発意、昼に実行、夜に反省」

                                    飛雲閣概観