『不動心を持せよ、時至らぬせいで在る』

 『不動心を持(じ)せよ、時至(ときいた)らぬせいで在(あ)る』 「誠(まこと)を尽(つ)くせ、時を待(ま)て」(倫理(りんり)法人会の教(おし)えより)一時の感情の駆(か)られ、一片(いっぺん)の興奮(こうふん)に本心を失(うしな)って誤(あやま)っては為(な)らぬ。忍耐で在る。辛抱(しんぼう)で在る。至誠(しせい)を尽(つ)くして、時到(ときいた)るを待(ま)つべし。其(そ)して、進むより外(ほか)に道なき事を知ったならば、敢然(かんぜん)と進めば良い。然(しか)し、急いでは為(な)らぬ。無理する必要は無い。唯(ただ)、至誠(しせい)を尽(つ)くせ、不動心を持(じ)せよ。此(こ)れが一切(いっさい)で在り人の動かざるは己(おのれ)の誠(まこと)たらぬ所以(ゆえん)で在る。遣(や)っても遣っても道が開け無いのは、時到(ときいた)らぬせいで在る。『誠を尽くせ、其(そ)して時を待て』
 此れに尽(つ)きる。斯(こ)うした美しい努力を積み重(かさ)ねて居たならば、恵(めぐ)みの光が燦然(さんぜん)と輝(かがや)くので在ると言う。不信を取り除(のぞ)き、胸高鳴(むねたかな)り、心躍(こころおど)る様な高揚(こうよう)を得(う)るには、自分自身で行動に移す必要が在る。又、自信を付ける事が大事で身に能力も付けるので在る。日々の積み重ねが運命を切り拓(ひら)き揺(ゆ)るぎ無い信念を培(つちか)い自(おの)ずと行動する。自信を無くして居ては魅力的に為(な)れぬと言う。
 変(へん)に見えても自分が納得(なっとく)して居れば其(そ)れでOKだと言う。理屈(りくつ)よりも心の儘(まま)に。短所の矯正(きょうせい)よりも長所を伸ばす方が先(さき)だと言う。「勇気、不屈の精神、其(そ)して献身(けんしん)」執着心(しゅうちゃくしん)を捨(す)てて、集中力を高める。執念(しゅうねん)でも在るが。(上代)
             「行えば、動けば電撃作戦」