『人は、常に正しい指針を如何にと怠らん』

 『人は、常(つね)に正しい指針(ししん)を如何(いか)にと怠(おこた)らん』 指針(ししん)とは、何かに頼(たよ)るべき方針で在る。己(おのれ)は何の為(ため)に生きて居るのかと考える。何かを成す為(ため)で在ろう。其(そ)の内に解(わか)って来るので在ろうか。人それぞれ特徴(とくちょう)が違(ちが)って当然で在ろう。
 死ぬ迄(まで)に果(は)たせるで在ろうか。果(は)たせ無くても又、誰(だれ)かが果たすで在ろう。人それぞれに生きる指針が在る様だ。因(ちな)みに小生(しょうせい)の場合は、詩吟しぎん)を長年追求して居るので、宗家(そうけ)の指針が気に入って居り頂(いただ)いて居ります。やはり何の為(ため)に生きているのかと考える時に必要不可欠で在る。どうしても心の座標軸(ざひょうじく)が必要と為り、見失(みうしな)う恐(おそ)れも生じる。見失うと、不信(ふしん)の中を彷徨(さまよ)う羽目(はめ)に陥(おちい)る。世の中を信じ無ければ陰(いん)の世界に落ち込むのでは。人を疑(うたが)うと碌(ろく)な事も無い。人を信じ己を信じて陽(よう)の世界で信(しん)を培(つちか)って生きる外無(ほかな)し。頼(たよ)るべき指針に狂いが生じると、余計(よけい)な考えも雑念(ざつねん)が生じて迷(まよ)いの世界に落ち込むのでは。余(あま)り考え過ぎない方が良い様で在る。己を信じ人を信じ、雑念を捨(す)てて、余り考えずに行(おこな)う。明るく楽しく生きるに限る。為(な)るしか成らず其(そ)の時、其の時に考え様(よう)。今、幸(しあわ)せで無くて何時(いつ)幸せに為(な)るのか。コミュニケーションを取る。優先順位(ゆうせんじゅんい)を付ける。成長する意識を高く持つ事も大事で在る。(上代)
           「今、幸せで無くて何時幸せに為るのか」