「年輪年代法」の光谷拓実先生よりレクチャーを受ける。

 「年輪年代法(ねんりんねんだいほう)」の光谷拓実(みつたにたくみ)先生よりレクチャーを受ける。 先日(せんじつ)、金閣寺に於(お)いて「年輪年代法」の第一人者、光谷拓実先生より講義とレクチャーを受けた。(年輪年代法とは、樹木(じゅもく)の年輪は一年に一層(いっそう)出来其(そ)の成長幅は毎年の気候条件に拠(よ)って狭(せま)い年輪や広い年輪が出来る。其(そ)の変動に着目(ちゃくもく)し、現在の年輪から遡(さかのぼ)って其(そ)の変動を調べ、標準パターン化して置く。此(こ)れと年代不明木材の年輪変動パターンと照合(しょうごう)する事により其(そ)の、年輪形成年が解(わか)る。樹皮(じゅひ)が残って居(お)れば其(そ)の伐採(ばっさい)年代が分(わ)かる)実は検体(けんたい)が昭和25年に修行僧に因(よ)り放火され焼失した元の金閣寺で在る。室町中期初頭、足利義満に依り1398年建立(こんりゅう)の金閣寺の焼け残った木材片が残されて居る。光谷先生には興味深いもので在ろうし、実際に年輪のデータを取られ説明も受けました。
 先生は今迄(いままで)、日本の年輪年代法の確立の為(ため)、尽力(じんりょく)され現地に赴(おもむ)きデータ集めに、貴重な検体の収集にも努(つと)められ御苦労されて紀元前の縄文(じょうもん)末期まで、3,000年間の年輪年代標準のパターンを作られ、今も6,000年間の標準パターン作成に向けて活動されて居ます。「年輪年代法」はアメリカで生まれ、ドイツが先進国で約一万年の年輪年代の標準パターンを持(も)つと言う。(上代)
 『一心不乱(いっしんふらん)』がキーワードで在ろう。