『楽譜は煌(きらめ)く作曲家からの手紙か、のお話。』

 私の所属するコーラスの団体名称は「星の手紙」と称します。夫婦共々参加して居りますが、先日、指導者で声楽家の山田先生に於(お)かれては音楽に深い想いや造詣(ぞうけい)を持たれ、又、コーラス名も異色で、名付けた由来を伺(うかが)うと、興味深い印象を受けました。
 其れは、偉大な音楽家が作曲した楽譜が旋律が伝えられ、又、残されて居る。此の「楽譜」に『過去からのメッセージ、託(たく)されたメッセージが在るのでは、』其の様な想いから、『星の手紙』、書かれた想い謎多き便りと名付けたと言う。
 其処で小生、子供の頃より不思議な一筆書きだと想って居た、「ト音記号」、アカデミックなイメージだが、ふと「直感」し解けた。「発声を象(かたど)ったもので在ると、」現在テノールで在るがバスも経験して居りて気付く。バスの発声は先ず、天井を叩きて、下向に太く拡げて響かせ引下げて行く、「ヘ音記号」、其の通りと思える。次ぎにテノール「ト音記号」は難解、お腹の底より引き上げ上昇。もう一つの二方向で持上げ押し上げ回転し天上へ貫(つらぬ)く。其のイメージが符号する。想うに楽譜が生まれた時に「ト音記号、ヘ音記号」に刻み付けられ、伝えるメッセージの、音楽の持つ意味と希望で在ろうか。(上代)
           こちらも、遥か過去よりの便り。