音楽の邦楽と洋楽の接点「詩吟」のお話し。(8号文)

 小生、好きで詩吟の世界へ跳び込み習い始めて早、35年が過ぎ、未だ道半ばの感が在ります。長年吟じて居りますと詩吟の良し悪し「味」が有るかどうかと言われる。次に「色」の変化、青、黄、赤、白、黒の五色を入り交ぜ、要するに正確な音程移動が自在に操れるかどうかと言う。其して難解な、去来、清濁、大小、軽重、高下等、様々な表現が出来るかどうかと言う。声で表現するのでやはり音楽です。
 出来れば、『詩吟とは、感動を目の当たり観せるもの。』で在るが、近年、音楽性が叫ばれて久しい。邦楽の五音階は古代中国春秋戦国時代(前770~前221年)頃にオクターブに音階が分けられ音楽が成立した。日本へは平安時代に雅楽が成立し、インド仏教の声明(しょうみょう)も交じったと言う。前1,600年よりの漢詩が教育的見地から春秋時代「孔子」により纏められ整った。
 邦楽はアクセントに起因す陰旋律、2オクターブ世界での階段、主音要するに、人それぞれが音程が異なり、力を合わす時、振動数の和音を以って同調させる。民謡等、自然に音程が同調する土壌が在る。詩吟は相対音階を洋楽のドレミ、の絶対音階へ修正「リンク」する。パイプオルガンの伴奏も可能です。(上代)
            色々、お話は続きまぁ~す!